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2025.08.04更新

岐阜の解体工事における産業廃棄物処理:適正処理の重要性

はじめに:岐阜県の解体工事と廃棄物処理の現状

岐阜県では、建物を解体する工事が増えていますが、その際に大量に出るゴミ(産業廃棄物)の処理が大きな課題となっています。これらのゴミをきちんと処理しないと、環境汚染や人々の健康に悪影響が出かねません。

そこで今回は、岐阜県での解体工事から出るゴミの現状、守るべき法律、ゴミを出す側の責任、ゴミの種類とリサイクルの方法、不適切な処理の危険性、そして正しい処理で費用を抑えるコツを解説していきます。

解体工事で出るゴミとは?

解体工事で発生するゴミは、すべて産業廃棄物として扱われます。建物は、解体する前はお金になるものですが、解体した途端に「ゴミ」になるという認識が重要です。

主なゴミの種類は、コンクリート、木くず、石膏ボード、金属などです。これらが「ゴミ」なのか「使えるもの」なのかを判断する際には、その状態や市場での価値などを総合的に見て判断します。もし、この判断を間違えると、法律違反となり、高額な罰金が科される可能性もあります。

岐阜県での対策

岐阜県では、「第3次岐阜県廃棄物処理計画」を立てて、ゴミを減らし、リサイクルを進めることで、環境に優しい社会を目指しています。

実は、岐阜県で出る産業廃棄物の約2割は建設業から出ており、中でもがれき類が多くを占めています。しかし、現状では目標とするリサイクル率に達しておらず、不法投棄などの問題もまだ起きています。

このため、岐阜県では、解体工事で出るゴミの分別を徹底することや、リサイクルに関するルール(建設リサイクル法)をしっかり守るように呼びかけています。

産業廃棄物処理の法的義務と会社の責任

解体工事から出る産業廃棄物の処理には、たくさんの法律のルールがあります。ゴミを出す会社(排出事業者)は、そのゴミがどうなるか、全てに責任を持たなければなりません。これらのルールをきちんと知って守ることは、環境を守るだけでなく、会社がスムーズに事業を続けるためにもとても大切です。

ゴミ処理の基本ルールと会社の義務

廃棄物処理法は、事業活動で出たゴミを適切に処理し、環境と健康を守るための法律です。この法律により、事業者は自らの責任で産業廃棄物を適正に処理する義務があります。

自分で処理できない場合は、専門の業者に委託できますが、その際はマニフェスト制度を利用して、ゴミがどのように処理されたかを最後まで管理する必要があります。不法投棄は法律で禁止されており、違反すると罰則の対象となります。


建設リサイクル法で「分けて壊す」義務

建設リサイクル法は、建物の解体工事で出るゴミ(木材、コンクリートなど)をきちんと分けて(分別して)リサイクルすることを義務付けている法律です。これは、資源を大切にし、環境に優しい社会を作るための大切なルールです。

この法律の対象になるのは、床面積が80m²以上の建物の解体工事や、500万円以上の工事などです。

解体現場では、ゴミを種類ごとに分ける「分別解体」が義務です。工事の依頼主は、工事を始める7日前までに役所へ届け出が必要です。また、工事を行う元請け業者は、ゴミを減らし、分別し、リサイクルを進める計画を立てて、それを実行する責任があります。


岐阜県独自の厳しいルール

岐阜県には、国の法律に加えて「岐阜県廃棄物の適正処理等に関する条例」という、さらに厳しい独自のルールがあります。

  • 100m²以上の解体工事は届け出が必要:床面積が100m²を超える建物を解体する場合、事前に県知事への届け出が義務付けられています。

  • 1000m²以上の大規模工事は事前調査が必要:大規模な解体工事では、「産業廃棄物アセスメント」という事前調査を行い、県知事に報告する必要があります。

  • 「産業廃棄物管理責任者」の設置:特定の事業者は、ゴミ処理を管理する責任者を選任し、県に届け出る必要があります。

  • 委託先の「現地確認と記録」が必須:ゴミ処理を外部の業者に委託する際、事業者はその業者の施設を直接確認し、記録することが義務付けられています。

解体工事から出る主なゴミとリサイクル方法

解体工事で発生するゴミは多種多様で、その種類によってリサイクルできるかどうか、またその方法が大きく異なります。ゴミを適切に処理し、資源として再利用するためには、それぞれのゴミの特性を理解し、正しい方法でリサイクルすることが重要です。

解体工事で出る主な産業廃棄物の種類

解体工事では、主に建物の柱や壁、内装材などから様々な産業廃棄物が出ます。具体的には、コンクリートガラ、木くず、石膏ボード、屋根瓦、金属くず、廃プラスチック類が代表的です。その他にも、窓ガラスなどのガラス類、梱包材や内装材に使われる紙や発泡スチロール、さらには食器などの陶器類も排出されることがあります。これらのゴミは、その性質によってリサイクルしやすさや最適な処理方法が変わってきます。

各廃棄物のリサイクル方法とリサイクル率

廃棄物の種類 主なリサイクル方法 リサイクルできる割合(目安) 特徴
木くず 木材チップ、木材パネル、バイオマス燃料 9割以上(非常に高い) 再資源化の代表的な素材です。
廃プラスチック 衣類、成形品、シート、固形燃料(RPF) 高い 多様な形で再利用されます。
鉄くず 鉄骨製品として再利用 ほぼ100%(非常に高い) 古くからリサイクルされていて、売却も可能です。
コンクリートガラ 再生砕石(道路の路盤材など)、再生コンクリート骨材 高い 現場で砕いて加工すれば、処分費用を抑えられます。
アスファルト 再生アスファルト合材 ほぼ100%(非常に高い) 道路舗装に再利用されます。
ガラス類 再生ビン、建材原料(ブロック、タイル) 低い(一部のみ) ほとんどが処分され、リサイクルが難しい素材です。
再生紙、段ボール 高い 再び紙として利用されます。
発泡スチロール 再度発泡スチロールとして再生利用 高い
陶器類 燃えないゴミとして処分、価値があれば売却 低い リサイクルが難しく、処分費用が高くなりがちです。
建設汚泥 埋め戻し材として現場内で再利用 100%達成事例あり 発生を抑えることも重要です。
混合廃棄物 粉砕・選別後に一部再利用(路盤材など) 63.2%(低い) 処分費用が高く、分別を徹底することで量を減らせます。

解体現場で分別解体を徹底することは、リサイクル率の低い混合廃棄物の量を減らし、リサイクル可能な価値の高い廃棄物(木くず、鉄くず、コンクリートガラなど)を最大限に回収することにつながります。これは、法律を守るだけでなく、処分費用を削減できるという直接的な経済的メリットももたらします。

不適切なゴミ処理の大きなリスク

ゴミを不適切に処理することは、法律違反だけでなく、環境や健康、会社の経営にも深刻な悪影響を及ぼします。特に、過去に大規模な不法投棄事件を経験した岐阜県では、そのリスクと影響を深く理解することが、再発防止と持続可能な社会構築のために不可欠です。

環境汚染と健康被害

不法投棄は、土壌や地下水の汚染、大気汚染を引き起こし、環境や人々の健康に悪影響を及ぼします。

岐阜県で2004年に発生した「岐阜市椿洞・善商不法投棄事件」では、高濃度の有害物質が検出され、県が約66億円をかけて撤去費用を負担しました。この事例は、不適切な廃棄物処理が環境と社会に与える大きな負担を明確に示しています。

法的責任と罰則(排出事業者、処理業者)

産業廃棄物を不適切に処理すると、法律や条例によって、実際にゴミを捨てた人だけでなく、そのゴミを出した会社も重い責任や罰則を問われます。

違反行為 根拠法令 罰則内容 対象者
不法投棄 廃棄物処理法

5年以下の懲役または1千万円以下の罰金(法人には3億円以下の罰金)

排出事業者、違法行為者

無許可営業/無許可業者への委託 廃棄物処理法

5年以下の懲役または1千万円以下の罰金

処理業者、排出事業者(連帯責任)

マニフェスト不交付・虚偽記載・保存義務違反 廃棄物処理法

1年以下の懲役または100万円以下の罰金

排出事業者、処理業者

契約書不作成 廃棄物処理法

3年以下の懲役または300万円以下の罰金

排出事業者、処理業者

岐阜県条例に基づく届出義務違反(例:100m²超解体工事、アセスメント、管理責任者選任) 岐阜県廃棄物の適正処理等に関する条例

30万円以下の罰金または5万円以下の過料

排出事業者、保管者

無許可埋立て等(岐阜県埋立て等の規制に関する条例) 岐阜県埋立て等の規制に関する条例

1年以下の懲役または100万円以下の罰金

行為者

措置命令違反 廃棄物処理法

5年以下の懲役または1千万円以下の罰金

排出事業者、処理業者

改善命令違反 廃棄物処理法

3年以下の懲役または300万円以下の罰金

排出事業者、処理業者

施主への連帯責任 廃棄物処理法、岐阜県条例

罰則適用される可能性あり

施主(発注者)

  • 不法投棄: 勝手にゴミを捨てた場合、最大3億円の罰金など厳しく罰せられます。

  • 無許可業者への委託: 許可のない業者に処理を頼むことも罰則の対象です。業者が適切かを確認する義務があり、「知らなかった」では済みません。


岐阜県の条例でも、届け出違反には罰金が科せられます。また、許可のない業者に依頼して不法投棄などがあった場合、解体工事の依頼主も罰せられる可能性があるため、信頼できる業者選びが重要です。

正しいゴミ処理でコストも削減!

解体工事で出た産業廃棄物を適切に処理することは、法律を守るだけでなく、環境への負担を減らし、会社の社会的な責任を果たすことにもつながります。さらに、長期的に見ればコスト削減にもなる、とても賢い取り組みです。

信頼できる処理業者を選ぶ

ゴミを出した会社は、ゴミの処理を自分で行うか、専門の業者に委託する義務があります。このとき、信頼できる処理業者を選ぶことが最も重要です。

  • 許可をしっかり確認する: 依頼する業者が、ゴミの運搬や処理を行う場所と、処理するゴミの種類に対応した都道府県知事の許可をきちんと持っているか、事前に確認しましょう。適切な設備が整っているかも大切です。

  • 直接契約を結ぶ: ゴミの運搬と処理を別々の業者に頼む場合でも、それぞれの業者と直接、書面で契約を結びましょう。こうすることで、責任の所在がはっきりし、不法投棄などのリスクを防げます。

  • 適正な費用を支払う: 極端に安い処理費用を提示する業者には注意が必要です。適正な費用を支払うことが、不法投棄などのリスクを回避し、業者が法律を守って適切に処理を行うための前提となります。

マニフェスト制度を正しく使う

マニフェスト制度は、産業廃棄物が排出されてから最終的に処分されるまでの流れを明確に記録し、不法投棄や不適切な処理を防ぐための重要な仕組みです。

  • 発行と確認: ゴミの運搬や処理を業者に委託したら、ゴミを出した会社が自らマニフェストを発行し、処理がきちんと行われているかを常に確認する義務があります。

  • 5年間保存: 発行したマニフェストは、法律で5年間保存しなければなりません。

  • 状況報告: 年に一度、マニフェストの発行状況などについて、事業所を管轄する都道府県知事などに報告する必要があります。

解体工事で発生するゴミを種類ごとにきちんと分けることは、リサイクル率を大幅に高め、結果として処分費用を大きく減らす最も効果的な方法の一つです。これは、法律を守るだけでなく、会社にとって経済的なメリットももたらします。

分別解体の徹底が鍵

建設リサイクル法に基づき、解体現場ではコンクリート、木材、金属、石膏ボードなどを種類ごとにきちんと分けることが不可欠です。

  • 混合ゴミは高コスト: きちんと分けられていない混合廃棄物は、リサイクルできる割合が低く(約63.2%)、処分費用がかなり高くなります。

  • 売れるゴミを逃さない: 瓦礫の中にはリサイクルできるものがたくさんあります。これらをリサイクル施設に持ち込めば処分費用を削減でき、特に金属くずは売却することで処分費用をゼロにできる可能性もあります。

  • 中間処理場を活用: 瓦礫を中間処理場で適切に処理すれば、最終処分場での費用を抑えられます。中間処理場では、コンクリート廃材を砕いて再生骨材にするなど、リサイクルしやすい形に加工してくれます。

建設現場で出る廃材は、工夫次第で「ただのゴミ」から「再利用できる資源」へと変わります。分別解体を徹底し、リサイクル率を向上させることで、経済的なメリットと環境への貢献を両立できるのです。

岐阜県での解体工事、安心してお任せください!

岐阜県で解体工事をお考えの皆さん、工事で出る大量のゴミ(産業廃棄物)の処理について、こんなご心配はありませんか?

  • 「法律が複雑で、何から手をつけていいかわからない…」

  • 「不法投棄のリスクは避けたいけど、適正な処理ってどうすれば?」

  • 「コストは抑えたいけど、質の悪い業者に頼むのは不安…」

ご安心ください。私たちアールサポートは、岐阜県岐阜市を拠点に、解体工事で発生する産業廃棄物の適切な処理を、お客様が安心して、そして納得して進められるよう、全面的にサポートしています。

私たちは、お客様が解体工事を安心して進められるよう、以下の点でお客様を徹底サポートします。

  • 岐阜県の専門家: 岐阜県の解体工事やゴミ処理に詳しいプロが、お客様にぴったりのプランを提案します。

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法的なリスクを最小限に抑え、経済的なメリットを得ながら、地域環境の保護と資源をムダにしない社会の実現に貢献するために、ぜひアールサポートにご相談ください。

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