岐阜県で解体工事を検討されている皆様へ。2006年以前に建てられた建物の場合、アスベスト対策は法律で義務付けられており、決して無視できない重要な項目です。
そこで今回は、アスベスト対策がなぜ必須なのか、気になる費用相場、そして安全な処理方法について、私たち岐阜の解体工事専門業者であるアールサポートが詳しく解説します。
Contents
- 1. はじめに:アスベスト対策の重要性
- 2.アスベスト事前調査の徹底と法的義務
- アスベスト事前調査の進め方
- 資格を持った人による調査と報告の義務化
- 調査の専門化と透明性の向上
- 岐阜県における事前調査の報告要件と注意点
- 工事着手までの期間に注意!
- 3. アスベスト含有建材の種類と危険度レベル
- レベル分類のポイント
- 4.安全・確実なアスベスト除去・処理のポイント
- 1. 工事前の準備と届け出
- 2. 粉じんを飛ばさない徹底対策
- 3. 作業員の安全確保
- 4. 除去方法の選び方
- 5. 作業後のチェック
- 5.岐阜県のアスベスト除去・解体費用:相場と内訳
- 費用を決める主な要因
- 通常の解体費用に上乗せされる「追加費用」
- 岐阜県内の費用相場(目安)
- 6.アスベスト対策の補助金・助成金:岐阜県で活用しよう!
- 補助金制度のポイント
- 申請の注意点
- 岐阜県内主要自治体の補助金制度一覧(抜粋)
- 7.アスベスト含有廃棄物の処理:健康と環境を守る最終ステップ
- アスベスト廃棄物の分類と処理の流れ
- 処理のステップ
- 岐阜県での処分場の情報
- 岐阜県で安心・安全な解体工事は私たちにお任せください!
- 法律を守る!徹底した調査と報告
- 危険度に応じた確実な処理
- 費用と補助金:透明性とサポート
- 信頼できるパートナーとして
1. はじめに:アスベスト対策の重要性
2.アスベスト事前調査の徹底と法的義務
建物の解体、改修、リフォームを行う際には、工事を始める前に必ずアスベストがあるかどうかを調べることが法律で義務付けられています。これは、作業員の安全を守り、アスベストが飛び散るのを防ぐための最初の、そして最も重要なステップです。
アスベスト事前調査の進め方
アスベストの事前調査は、以下の3つの段階を踏んで行われます。
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書面で確認(図面や記録を見る): まず、建物の設計図や過去の修理記録などを調べて、アスベストが使われている可能性のある場所を洗い出します。これで大まかな見当をつけ、次の現場での調査を効率的に進めます。ただし、2006年9月1日以降に建てられたことが明らかな建物は、この調査を省略できる場合があります。
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現地で目視確認(実際に見て調べる): 書面で調べた情報を元に、実際に建物の現場に行き、壁、天井、床、配管など、アスベストが使われていそうな場所を直接目で見て確認します。書面と異なる点がないか、記録にない怪しい材料がないかなど、隅々までチェックします。
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分析調査(材料を取って詳しく調べる): 書面や目視だけではアスベストがあるか分からない場合、疑わしい材料の一部を採取(サンプリング)し、専門の機関で詳しく分析してもらいます。これにより、アスベストの有無や種類がはっきりと分かります。岐阜県環境研究所でも分析サービスを提供しており、最短で翌日には結果が分かります。
資格を持った人による調査と報告の義務化
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2023年10月1日以降に着工する工事では、アスベストの事前調査は、「建築物石綿含有建材調査者」という専門の資格を持った人が行うことが義務付けられました。この資格にはいくつかの種類があります。
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さらに、特定の規模(床面積80m2以上)の解体工事や、請負金額100万円以上の改修工事などの場合、調査結果を国の電子システム「石綿事前調査結果報告システム」を使って行政に報告することが義務付けられています。
調査の専門化と透明性の向上
このように、アスベストの事前調査が多段階になり、専門の資格を持った人による実施が義務付けられたことは、アスベスト調査が非常に専門的で、一般の業者や個人では対応が難しいことを示しています。そのため、専門の調査業者に依頼することが不可欠となり、調査にかかる費用や時間も考慮に入れる必要があります。
岐阜県で解体や改修工事を行う際、アスベストの事前調査は法律で義務付けられています。特に重要なのが、その調査結果の報告です。適切な報告を怠ると、罰則の対象となるだけでなく、工事の遅延にもつながりかねません。
アスベスト事前調査のステップと期間目安は以下の通りです。
工事着手までの期間に注意!
アスベストの事前調査は、書類確認、現地での目視、そして必要なら分析と、いくつかの段階を踏むため、一定の時間がかかります。 特に分析が必要な場合は、結果が出るまでに数日から10日ほどかかることを覚えておきましょう。
この調査期間を考慮せず工事計画を進めると、着工が遅れたり、余計な費用が発生したりする可能性があります。岐阜県で安心して解体・改修工事を行うためにも、アスベスト事前調査の重要性を理解し、早めに専門業者へ相談して、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
3. アスベスト含有建材の種類と危険度レベル
アスベストを含む建材は、その粉じんの飛散しやすさ(発じん性)によって3つのレベルに分類されます。危険度が高いほど除去が難しく、費用も高くなります。
4.安全・確実なアスベスト除去・処理のポイント
アスベスト除去は危険な作業なので、ルールに沿った徹底的な対策が必須です。
1. 工事前の準備と届け出
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計画を立てる: どんな方法で、どう安全に作業するか、事前に詳しい計画を作ります。
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国に知らせる: レベル1・2のアスベスト除去や、一定規模以上の工事は、工事を始める14日前までに労働基準監督署や県に届け出が必要です。
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記録を残す: 作業の様子を写真などで記録し、3年間保存します。
2. 粉じんを飛ばさない徹底対策
アスベストの粉じんが飛び散らないように、以下の対策が必須です。
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作業場所を閉じる: アスベストを扱う場所をビニールなどで完全に囲い、外に漏れないようにします。
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空気をきれいに保つ: 特殊な換気扇(HEPAフィルター付き)で、作業場所の空気をきれいにしながら、外に漏れないように圧力を調整します。
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水で湿らせる: アスベストを取り除く際は、水や薬液で湿らせて、粉じんが舞い上がらないようにします。
これらの対策は、どれか一つではなく、すべてを組み合わせて行うことが非常に重要です。
3. 作業員の安全確保
働く人の安全も徹底します。
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専用の服装とマスク: 作業員は専用の防護服とマスク(防じんマスク)を必ず着用します。
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資格者が監督: 現場には必ず「石綿作業主任者」という資格者がいて、安全に作業が進むように監督します。
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特別教育: アスベストを扱う人は、全員が特別な講習を受けて資格を持っていなければなりません。
4. 除去方法の選び方
アスベストの除去にはいくつかの方法がありますが、建物を解体する場合は「完全に除去する方法」が最も安全で確実です。
5. 作業後のチェック
アスベストを取り除いた後は、
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徹底的に掃除: 作業場所をきれいに掃除します。
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最終確認: 資格者がアスベストの取り残しがないかを確認します。
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空気検査: 必要に応じて、空気中にアスベストがないか検査します。
これらの手順をしっかり守ることで、安全にアスベストを除去・処理できます。専門知識と経験のある業者に依頼し、適切な工事を行いましょう。
アスベスト除去にかかる費用は、その種類(危険度レベル)、量、場所によって大きく変わります。
費用を決める主な要因
アスベストの危険度(レベル):
レベル1(最も危険)が最も高く、レベル2、レベル3の順に安くなります。安全対策の厳しさによる違いです。
処理する面積:
広いほど、1㎡あたりの単価は安くなる傾向があります(初期費用が分散されるため)。
建材の種類と場所:
屋根、外壁、配管など、アスベストがある場所や建材によって作業の難易度が異なり、費用も変わります。
通常の解体費用に上乗せされる「追加費用」
アスベスト除去は、通常の解体費用とは別にかかる費用です。
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例:30坪の木造住宅で、50万円〜250万円程度が追加されることが一般的です。
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主な追加費用の内訳:
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調査・分析費用
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作業場所の養生(囲い込み)費用
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アスベストの運搬・処分費用
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これらの「除去以外の費用」が意外と大きいため、見積もりは総額と内訳をしっかり確認しましょう。
岐阜県内の費用相場(目安)
6.アスベスト対策の補助金・助成金:岐阜県で活用しよう!
アスベスト除去は費用がかかりますが、国や岐阜県内の多くの自治体が補助金制度を提供しています。これを使えば、費用負担を大きく減らせます。
補助金制度のポイント
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国からも支援あり: 国も調査費(最大25万円)や除去費の一部を補助していますが、これは自治体経由で受け取ります。
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岐阜県内の多くの自治体で利用可能: 岐阜県内の市町村の多くが、主に吹き付けアスベストの調査や除去に補助金を出しています。
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調査費用: 上限25万円で全額、または高い割合で補助される自治体が多いです。
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除去工事費用: 補助率は2/3以内や1/2以内、上限額は自治体により200万円~300万円、戸建てで30万円、共同住宅で100万円など幅があります。
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重要な経済支援: これらの補助金は、高額なアスベスト対策の費用負担を大きく減らし、工事の実施を後押しする重要な支援です。
申請の注意点
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必ず確認!: まずは建物の所在地がある自治体(市役所など)に直接問い合わせ、最新の情報を確認してください。制度の内容は自治体ごとに違います。
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工事前が基本: 補助金の申請は、工事を始める前に行うのが原則です。
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手続きの流れ: 自治体への事前相談から始まり、審査、交付決定後に工事着工となります。
【重要】 補助金の手続きは少し手間がかかりますが、その分の経済的メリットは大きいです。もし必要なら、専門家(解体業者など)に相談するのも良いでしょう。
岐阜県内主要自治体の補助金制度一覧(抜粋)
7.アスベスト含有廃棄物の処理:健康と環境を守る最終ステップ
岐阜県で安心・安全な解体工事は私たちにお任せください!
私たちアールサポートは、この重要なアスベスト対策において、お客様に安心と確実な施工をお約束します。
法律を守る!徹底した調査と報告
岐阜県でのアスベスト対策は、「やらなければならない」法律です。
「アスベスト調査の専門家」が建物を徹底的に調査。書類確認、目で見て確認、必要なら分析も行います。
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調査結果は、法律通りに国へもしっかり報告します。
これにより、お客様は法律の心配なく、安心して工事を進められます。
危険度に応じた確実な処理
アスベストは危険度(レベル1〜3)によって処理方法が異なります。レベルが高いほど難しく、費用も高くなります。特に一般の家にも使われているレベル3のアスベストも、適切な処理が不可欠です。
アールサポートは、どんなレベルのアスベストにも対応できる豊富な経験と技術があります。
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詳しい作業計画を立て、必要な届け出も行います。
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作業場所をしっかり囲み、特殊な機械でアスベストが飛び散らないように徹底管理します。
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作業員は専用の服装とマスクをつけ、資格を持ったプロが安全を監督します。
建物を解体する場合は、アスベストを完全に建物からなくす「除去工法」を基本とし、安全で確実な工事を行います。
費用と補助金:透明性とサポート
アスベスト除去費用は安くありませんが、その種類、量、場所など、様々な要素で費用が変わります。調査費用や囲い込み、運搬、処分といった「除去以外の費用」も結構かかります。
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見積もりの内訳を分かりやすく提示し、透明性を大切にします。
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高額な費用負担を減らすために、国や岐阜県内の市町村が提供している補助金・助成金制度の活用を積極的にサポートします。お客様の状況に合わせて、申請のお手伝いもいたします。
信頼できるパートナーとして
アスベスト除去は専門知識と厳しいルールが求められるため、信頼できる業者選びが重要です。
アールサポートは、
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必要な資格と豊富な実績を持っています。
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調査から除去、処分まで一貫して責任を持って対応します。
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ご近所への配慮も忘れず、安全第一で作業を進めます。
アスベストが含まれるゴミの処理も、法律に基づき、特別な許可を持った業者と連携し、安全に最終処分まで行います。
岐阜県での解体工事でお悩みでしたら、ぜひ私たちアールサポートにご相談ください。安心・安全な解体工事で、皆様のお悩みを解決し、専門のスタッフが、お客様に最適なプランをご提案します。
まずは無料のお見積もりから、お気軽にお問い合わせください。